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まさかの連続更新です。(笑)
やっぱりこの形式って書きやすいな!
次は、黒騎士事件が終わったあたりの日記です。
--------------クロードの日記②
思っていた以上の騒動になったが、黒騎士騒動は無事に終結した。
セントシュタインにとっても、レオコーンにとってもいい結末を迎えられて、本当によかった。あちこち走り回った甲斐があったな。
しかし、あのレオコーンの素顔が見られなかったのはちょっと残念だ。どんな顔だったのか、ちょっと興味あったんだけどな。
セントシュタインに戻ってみんなと話し合った結果、これからもこのパーティで旅を続けていくことが決まった。目的を持って旅をしているのは主にアンジュだから、実質的にアンジュが俺たちのリーダーってことになるのかもしれないな。
一緒に行動しているうちに、アンジュ自身の話も少し聞かせてもらうことができた。あいつが旅をしているのは、故郷に帰るためだそうだ。この前の大地震のせいで、帰ることができなくなってしまったらしい。どこに住んでいたのか少し気になったが、あまり深くは詮索しないことにした。
聞いたところによると、サティとメルも似たような境遇だった。なんでも故郷を失って、新しく住むところを探すために旅をしていたんだとか。
……俺も同じようなもんだしな。類は友を呼ぶ、っていうのか。エラフィタにはいつでも行けるけど(あんな形で訪れるとは思わなかったが)故郷っていうのはちょっと違うだろうしな。
最初はここでお別れかと思ってたが、これからまた旅に出るって言うアンジュに、サティが行く当てもないからついていく、って言い出した。メルも有無を言わさず同意させられたのを見て、俺も名乗りを上げた。
正直なところ、こいつらと別れるのはけっこう名残惜しかったんだ。誰かと一緒に旅するのは、想像以上に楽しいってこともわかったしな。
あともう一つ。アンジュのことが、放っておけなかった。
あいつは確かに強い。扇で敵を次々となぎ倒すのを見たときには、目を疑ったくらいだ。だが、あいつは旅をした経験がほとんどない。地図の見方も危なっかしいし、準備もなしにすぐ外に出ようとする。まさに行き当たりばったりだ。
おまけに野営の経験もないときた。メルがいなかったら、旅の間の食事はどうするつもりだったんだ? それにしてもメルの料理は美味かったな。特にあの鶏肉のトマト煮込みは、野営とは思えないほど絶品だった。
話を元に戻そう。ともかく、そんなアンジュに対する不安のような気持ちもあって、俺はみんなと一緒に行くことを決めた。これからは、アンジュが無事に故郷に帰るまで、ってことになるが、今までよりも楽しい旅ができそうだな。
……さて、そろそろサティを止めに行ってくるか。
あの隙間をなんとかしたいのはわかるが、魔法を連発して壁が崩れでもしたら、旅どころの話じゃないからな。下手すりゃ井戸ごと埋まるぞ。
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最後の話題はクエスト7「気がかりなスキマ」のことです。(笑)
クロード自身の話をちょっと書きましたが、彼は幼い頃から親と一緒に旅暮らしをしていて、その拠点となっていたのがエラフィタだったという設定になってます。エラフィタ出身とはいっても村に家があるわけでもなく、いつも宿の客だったということです。一日泊まってすぐ出発、みたいな。だから彼も「故郷とはちょっと違う」と言っているのですね。